「鐘崎天然とらふくフェア2022」が2月1日に始まり、宗像市内を中心に約20店舗がさまざまなフグ料理を提供している。
宗像市の鐘崎漁港は、天然フグの福岡県最大の水揚げ港。天然フグの水揚げは「彼岸から彼岸まで」といわれ、おおよそ9月から3月までの期間、さまざまな種類の天然フグが水揚げされる。その中でも最高品質とされる「天然とらふく」が現在、旬を迎えている。
フェアには、宗像市、福津市、北九州市、岡垣町の飲食店約20店舗が参加。各店が「ひれ酒」「てっさ」「てっちり」「焼き白子」「唐揚げ」など、さまざまなメニューを提供する。
参加店の一つ「道の駅むなかた」(宗像市江口)では、鮮魚コーナーで「身欠きフグ(下処理済みのフグ)」を販売。入荷の多い日にはおよそ20パックが店頭に並び、例年その日のうちに売り切れる。特に「鐘崎天然とらふく」の「白子」は人気が高い。オンラインショップでは冷凍の「てっさ」などを販売する。
道の駅むなかたの鮮魚担当者は「今まさに旬を迎えている『鐘崎天然とらふく』は、この寒さの中、漁師が片道7時間近くかけて漁へ出て、苦労して獲ってくると聞く。身欠きフグは下処理済みなので、手軽に家庭でフグを楽しんでもらえる。お好みの調理法で味わってもらえれば」と話す。
道の駅むなかた物産直売所の営業時間は9時~17時。第4月曜定休。「天然とらふく」の入荷状況はホームページで確認できる。フェアは3月末まで。