「第1回宗像ビジネスくりえいとカップ」の最終審査が3月17日、宗像大社(宗像市田島)で行われ、福岡市内の病院で助産師として働いている早井久美子さんのビジネスプランが優勝した。
宗像経済新聞を運営する「Comunion(コミュニオン)」(光岡)が主催し、くりえいと(くりえいと2)が共催する。「宗像市の課題解決」をテーマにしたビジネスプランを持つ創業希望者13人が集まり、最終審査に進んだ5人がプレゼンテーションを行った。
優勝したビジネスプラン「ママのための子育て応援カフェ」は、看護師として7年、助産師として13年間働いてきた早井さんの経験を生かし、「産後の母親が抱えている課題を解決できるようにサポートしたい。気軽に立ち寄り相談できるカフェをつくりたい」との思いからアイデアが生まれた。
この他、「ブリカマのめんたい漬け」「むな娘三女神による宗像の活性化」「待ち時間を108倍楽しめる『テラウンジ』 サービス」「HIM City Project(宗像医療圏で暮らす住民の入院受療率改善プロジェクト)」など、宗像をテーマにしたアイデアが競った。
優勝した早井さんは「やりたいと言ったら助けてくれる人がいる。ぼんやりと夢のように描いていた事業計画が徐々に形となっていく中で、ワクワクしながら準備を進めてきた。宗像の親子が安心して過ごせるすてきな場所をつくるため、精いっぱい努力していく」と話す。
宗像経済新聞の中村昌史編集長は「初めての開催で不安なこともあったが、多くの方々に支えられてビジネスコンテストを開催できた。宗像だからこそのビジネスプランばかりで、宗像でのビジネスの可能性を改めて感じた」と話し、くりえいとの宮崎克史社長は「このコンテストは終わりではなく始まりなので、皆さまの起業をここから支援していきたい。第2回も開催予定なので、アイデアをお持ちの方はぜひ参加してほしい」と次回開催に向けて意気込む。