「カカポ乗馬クラブ」(岡垣町高倉)が「カザルス乗馬クラブ」から経営を引き継ぎ、10月1日で半年がたつ。
同クラブの藤井吾朗さんは元々「北九州市立響灘緑地GREENPARK(グリーンパーク)」(北九州市若松区)の飼育員で、当時から馬の世話をしていたという。「いつかは自分の厩舎(きゅうしゃ)を持ちたい」と思っていたところ、縁あって前運営者と知り合い、今年4月1日に経営を引き継いだ。引き継ぎのタイミングで改めた施設名は、世界で唯一の飛べないオウム「カカポ」に由来する。
現在厩舎にいるのは馬8頭とポニー1頭。会員制の乗馬クラブだが、随時、乗馬体験も受け付ける。体験コースは、スタッフが馬を引っ張って乗る初心者向けの「ひき馬」(5分=700円)、自分で馬を歩かせる簡単なレッスンを受ける「乗馬体験」(5分=1,500円)、小さな子ども向けの「ポニー乗馬」(5分=700円)の3種類。
藤井さんは「ここで馬と触れ合うことで、もっと身近な存在に感じてもらえたら。ハードルが高いと思われがちな乗馬の楽しさをもっとたくさんの人に知ってもらい、乗馬を趣味にする人が増えれば」と期待を込める。