「ふくおか都市圏Kidsジョブチャレンジ2023」が8月26日・27日、宗像・福津で開催された。
宗像・福津を含む17市町在住の5歳~中学3年生を対象に、職業体験を提供する同イベント。職業体験をした子どもたちには、地域の協力店舗で買い物ができる模擬紙幣「としけん」500円を「給料」として進呈する。2022年から4年間にわたり、「糸島」「宗像・福津」「糟屋」「筑紫」の4エリアでの開催を予定しており、2022年は糸島で行った。
2日間で38プログラムを行い、約2300人の子どもたちが参加した。福津市役所では、「東映」が映画宣伝体験「『映画プリキュアオールスターズF』の魅力を発信しよう~」を行った(特別体験のため「としけん」の配布はなし)。子どもたちは映画の宣伝について学び、9月15日に公開する映画の魅力を伝えるために必要なことは何かを考えて、ポスターを作成。最後の写真撮影ではキュアスカイ、キュアプリズムがサプライズで登場し、子どもからは「映画の内容を伝えるのに大切なことが分かったし、プリキュアに会えてうれしかった」との声が聞かれた。参加した子どもの保護者は「どうしたら映画館に来てもらえるかを考える姿が見られ、楽しく学べていた」と話す。
フクモト工業福岡北店(宗像市自由ケ丘11)は「ペイントデザイナー」体験を用意。子どもたちは、やすりがけをしたり好きな色の塗料をはけで塗ったりして、自分だけのフォトフレームを作った。塗料や道具の説明を受け、塗装職人の仕事内容についても学んだ。同社の福本章宏さんは「塗装体験は定期的に行っているが、今回のキッズジョブチャレンジでは80人の子どもたちに参加してもらえた。小さな子どもたちも来てくれて、喜んでいる姿がたくさん見られて良かった」と振り返る。