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岡垣バイパスでトンネルウオーキング 4車線開通プレイベント、夏の思い出に

ウオーキングに参加する家族連れ

ウオーキングに参加する家族連れ

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 岡垣から宗像の区間で4車線化工事が進む3号岡垣バイパスで城山トンネルから岡垣トンネルまでの往復2キロを歩く「トンネルウオーキング」が8月22日、開かれた。

開会のあいさつをする門司晋岡垣町長

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 北部九州の二大都市圏である福岡市と北九州市を結ぶ国道3号の中で、唯一の2車線区間となっている同バイパス。1990(平成2)年に暫定2車線として開通したが、以前から交通事故での通行止めや、トンネル手前での車線減少による渋滞問題が深刻化していた。

 2016(平成28)年度に設立された「国道3号岡垣バイパス4車線化事業促進期成会」の要望活動などにより、2018(平成30)年度に4車線化が決定。約5年の月日をかけて4車線化が実現した。交通ボトルネックを解消し、信頼性の高いネットワークを構築するとともに、交通安全性の向上を目指す。

 全線開通はまだ先だが、城山トンネル工事の掘削が完了したことに伴い、本年度中には全線4車線完成が見込めるとして、今回のイベント開催に至った。

 イベントは3部制で、1部と2部は岡垣町から、3部は宗像市から参加者を募った。町内広報誌やSNSなどで各回150人ずつ募集したが、どの枠も予約開始後すぐに定員に達したという。

 当日は門司晋(もんじすすむ)岡垣町長が「二度と歩くことができない車道をこの機会に楽しんで」と参加者を歓迎。暑さがしのげる涼しいトンネル内では、働く車や建設機械も展示し、子どもたちは実際に乗ったり写真を撮ったりして楽しんだ。併せて、海の中道海浜公園(福岡市東区)の協力を得て用意した「ふれあい動物園」は、カメやウサギ、羊などの動物に癒やされながらも一息つける休憩スポットとしてにぎわった。

 九州地方整備局北九州国道事務所の掛田信男所長は「これから何十年と続いていくこのトンネルを車で通る度に、今日の日を思い出してくれれば」と先を見据える。

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