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宗像で「くらしの学校」開校へ 市民の声受け企画、介護考えるきっかけに

宗像市介護保険課の浪瀬さん

宗像市介護保険課の浪瀬さん

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 宗像でセカンドライフや介護を考えるきっかけとして、将来への備えや健康づくりを学ぶことができる「くらしの学校」が6月18日、開校する。主催は宗像市とエフコープ生活協同組合。

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 親の介護に直面し「突然のことで右も左も分からず対応に苦労した」という市民の声を受け、宗像市と包括連携協定を結んでいる同組合が協働で企画。開催は今回が初めて。同組合がこれまで組合員向けに開いてきたライフプラン講座を元に、市の事業や制度の紹介なども盛り込んだ内容となっている。

 講座は3カ月を1クールとし、月1回開講。本年度は計3クール、9回を予定している。第1クールではセカンドライフの暮らし方を考える「セカンドライフの心構え」、人生後半に起きる身体の変化を知る「介護の心構え」を学ぶほか、子どもの居場所や「宗像市子ども基本条例」などについて知り、これまでの子育て経験を生かす場を模索する「ボランティアのはじめの一歩」を学ぶ。各回、座学の後には全身の運動性を高める「背骨の調律エクササイズ講座」も行う。

 第2クール以降は、年金や介護保険のポイントのほか、相続や介護予防について学ぶ講座を予定。受講生はその都度募集するが、一年を通して学ぶことでさまざまな暮らしの知識が身につくという。

 宗像市介護保険課の浪瀬修平さんは「エクササイズは自身の健康づくりはもちろん、親に教えたり一緒に取り組んだりすることで介護予防にもつながるのでは」と期待を寄せる。「介護の不安がある方や同世代の仲間を作りたい方、学んだことを地域で生かしたい方に受講してほしい。これまで介護を考えたことがなかった方のきっかけにもなれば」とも。

 現在、第1クールの受講生を募集している。対象は40~50代の宗像市民(エフコープ組合員以外も受講可)。開講は6月18日・7月16日・8月20日の9時30分~12時。場所はメイトム宗像(宗像市久原)検診室。定員は40人。参加無料。申し込みは宗像市ホームページの専用フォームで受け付ける。締め切りは5月31日。

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