宗像の田熊石畑遺跡歴史公園(通称「いせきんぐ宗像」=宗像市田熊2)で12月18日・19日の2日間、たこ揚げ体験「オリジナルたこを作って外で元気に遊ぼう!」が開催され、家族連れがたこ揚げを楽しんだ。主催は日本紙飛行機協会宗像支部。
「自分で作ったもので、外で元気に遊んでほしい」という思いから、市内外の小学校やイベントで紙飛行機、折り紙飛行機、竹とんぼ、たこ揚げ教室を開いている同支部。
今回作ったたこは縦約60センチ、横約40センチの六角形型で、ビニール製。参加者はたこに好きな絵を描いた後、代表の堀清治さんから指導を受けながら、骨組みをテープや糸で固定。最後に尻尾を付けて仕上げた。「私たちが作るたこは糸目と揚げ糸を固定しないのが特徴」と胸を張る堀さん。風向きが変わっても、たこ自身が調整しバランスを保つため、たこが回転することなく揚げることができるという。
完成したたこはいずれも風を受けて空高く揚がり、用意されたたこ糸80メートルを使い切る程のものも。参加した子どもらは自作のたこを笑顔で見上げた。
孫と参加した市内在住の女性は「たこ揚げは久しぶりで子ども時代に戻ったようだった。良い風が吹いていて簡単に揚げることができ、感激した。孫も楽しめたよう。来年もまた来たい」と顔をほころばせた。
堀さんは「既製品もあるが、自作のたこは愛着も湧く。当支部のたこは誰でも手に揚げられるよう工夫している。ぜひ広い場所で、たこ揚げを楽しんでほしい」と呼び掛ける。