宗像・赤間駅北口の炭火焼き鳥「睦(むつ)」(宗像市赤間駅前2)が「辛麺」の提供を始めて12月で4カ月がたった。
今年3月から、営業終了後の24時~翌3時は別の事業主に間貸して辛麺店となっていたが、8月末に撤退。レシピやノウハウを同店社員が引き継ぎ、営業を継続した。
「辛麺」(700円)の辛さは11段階(50~700円追加)で調整できる。「チーズ」「納豆」「白ねぎ」「ニラ増し」(以上、100円)、「ミンチ増し」(200円)などのトッピングも用意。辛麺以外にも通常営業で提供するドリンクや、「たこわさ」「牛すじ煮込み」(以上300円)などのおつまみも用意する。
赤間駅付近にはバーのほかに24時以降営業している店が少なく、遅くまで飲んだ後の〆のラーメンを食べられるところが少なかった。辛麺営業の情報はインスタグラムのみで発信しているだけだが、飲食店関係者や学生など幅広い世代の客が訪れているという。
「エンタメ要素を取り入れ、お客さまに楽しんでほしい」と話すのは社員の渡橋(おりはし)隆明さん。深夜の客を最初に迎えるお通しはテキーラ。「福岡市内にお通しでテキーラを出す飲食店があるのを聞き、面白いと思って採用した」という。「辛麺」の辛味調整で6辛までは唐辛子だが、7辛以上はキャロライナリーパーやトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーという辛さでギネス記録を持つ唐辛子を使っている。
「最後に入れる溶き卵はふわふわと柔らかい口溶けになるようこだわっているので、ぜひ食べてほしい」とも。
営業時間は24時~翌3時。木曜深夜定休。