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宗像に防災拠点を兼ねたモデルハウス 市と災害連携協定結び建築

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 防災拠点を兼ねたモデルハウスを備えた「ウィズホーム宗像店」(宗像市野坂)が3号線沿いにオープンして3カ月がたった。

ロフトスペースには備蓄品も確保されている

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 同社2店舗目となる同店。事務所横に併設する和モダンの平屋モデルハウスは防災拠点としての役割も備えており、防災週間に合わせて9月4日にオープンした。店長の堀川真二朗さんは「これまでお客さまには災害に強い家を提供してきたが、実際に被災した後、会社として何かできることはないかと考えた」と話す。

 同社は宗像市と「災害連携協定」を結び、防災拠点モデルハウスを建築。ロフトスペースには備蓄品のトイレットペーパー、水、非常食を約100人分確保している。「今後も増やしていく予定だが備蓄スペースは広くなく、供給量には限りがある。当社ではライフラインの提供を、より重視している」と堀川さん。モデルハウスには太陽光、蓄電池を備えるほか、井戸も掘られている。災害時には地域住民へ開放し、電気の供給だけでなく、飲料水、トイレ、シャワーの提供も可能だという。

 12月5日には同社で家を建てたオーナー向けに見学会を開催。子ども向けに縁日やベビーマッサージ教室も行い、多くの家族連れでにぎわった。

 堀川さんは「防災拠点モデルハウスを作ることで、防災意識を高めるきっかけになれば。これからも宗像でできることがあれば協力し、地域貢献していきたい」と意気込みを見せる。

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