eスポーツとスポーツごみ拾い(スポGOMI)の一体型イベント「eスポGOMI2022 宗像大会」が10月8日、海の道むなかた館(宗像市深田)で開催された。主催は一般社団法人「ソーシャルスポーツファウンデーション」。
「スポGOMI」開催の経緯について話す日本財団の吉野舞星さん
eスポGOMIは、eスポーツとごみ拾いをかけ合わせた環境保全活動のためのイベント。チームに分かれてごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合いながら、海洋ごみ問題に意識を向ける。eスポーツをチームで競い合い、チーム内のコミュニケーション、他チームとの交流戦を図る。
1チーム3人の対戦形式で行う同イベントには、宗像市内外から全12チームが集まった。スポGOMIの競技時間は前後半で30分ずつ設け、ハーフタイムには「ぷよぷよeスポーツ」のゲーム対戦を行い、成績上位のチームはごみ拾い後半戦を有利に進められるアイテムを手に入れることができる。
イベントを支援した日本財団の吉野舞星さんは「スポGOMIを中継して行うのは初めての取り組み。海洋ごみは街から海に流れていくので、環境保全を皆さんの力を借りて良くしていきたい」と話し、河野克也宗像副市長は「世界遺産登録5周年を迎える宗像で開催できてうれしい。宗像の歴史や文化に触れてもらいながら、ごみ拾いをしてほしい」と呼びかけた。
優勝したのは「プロポーズ大作戦チーム」で、チームメンバーがプロポーズを同日に行う予定があり、その意気込からでチーム名を付けたという。2位は「考えとくわチーム」、3位は「わしお家チーム」で、上位3チームには賞品が贈られた。プロポーズは成功したという。