ユーチューブで宗像・福津の地域情報を発信している「ACCOチャンネル」チャンネルの登録者数が12月で2500人を超えた。
運営しているのは、永島匡人(まさと)さん、由希代(ゆきよ)さん夫婦。共に宗像市出身で、由希代さんは福津市育ち。生まれ育った宗像・福津の魅力を発信したいと2年半前にチャンネルを開設し、これまで飲食店や観光スポットなど100カ所以上紹介している。きっかけについて、匡人さんは「他県のユーチューバーが配信する動画を見て、遠方の店だが行ってみたくなった。そんな動画を宗像でも作りたいと思った」と話す。
チャンネル名の「ACCO」はこの地方の方言「あっこ(あそこ)」が由来。地域のいろいろな「あっこ」を紹介したいという思いを込める。
毎月1日22時にはライブ配信も行っており、12月1日で10回目を迎えた。回を重ねていくうちにファンもでき、最近は視聴者から店を紹介されたり、取材の依頼を受けたりすることもあるという。
以前は自動車工場の派遣社員として働いていたが、新型コロナウイルスのあおりを受けて勤務日が減り、「お金は無いけど時間はあった」という匡人さん。それまでも動画配信はしていたが、空いた時間を利用して独学で編集技術を磨いた。そのノウハウを生かせればと「宗像動画製作所」を開業。現在は不登校児や障がいのある人に動画編集を教える他、地域の店などのユーチューブチャンネルの運営・管理も手掛ける。
匡人さんは「ACCOチャンネルでは1万人の登録者数を目指している。子どもも生まれるので、今後は子育て世代が行きやすい店を紹介できれば。宗像・福津のユーチューブチャンネルの運営も増やすことで、地域外からも人を呼び込みたい」と意気込む。