福岡教育大学(宗像市赤間文教町)の学生が主催する音楽イベント「CoCo Music Festival in Xmas」が12月11日、「CoCokaraひのさと」(日の里1)で開催された。
当日は、音楽好きの住民によるギターやオカリナの演奏、地元中学校吹奏楽部による演奏、同大中等音楽科の生徒による演奏などが行われ、多くの地域住民が観覧した。選曲もバラエティー豊かで、しっとりと聴き入る場面もあれば、皆が手拍子で盛り上がる場面もあった。楽しい音色に引き寄せられ、会場の外から観覧する人も多く見られた。
同大中等音楽科の生徒、村上穂香さんが「地域コミュニティーの弱小化」を「まちの課題」と捉え、それを音楽の力で解決したいと考え、「まちの課題解決プロジェクト」に応募・採用され、今回の開催となった。
「大学生による『まちの課題解決プロジェクト』」の一環として行われた同イベント。同プロジェクトは「コロナ禍における大学生支援」「大学の魅力向上」「大学と協働したまちづくり」を目指し、同大と日本赤十字社九州国際看護大学、宗像市が協働して実現した。
イベントを終えた村上さんは「高齢者の方々を地域で見守っていく必要性があると感じていて、そのためにも若い人が地域コミュニティーに参加することが必要。この音楽イベントを通して多様な世代の方々が集い、音楽でつながれたので、とてもうれしい。イベントは今回で終了だが、今後もこの地域に関わっていきたい」と話す。