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宗像・江口に「パンのはるきち」 無添加・自家製にこだわり

店主の稲富大樹さん

店主の稲富大樹さん

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 宗像・江口に「パンのはるきち」(宗像市江口、TEL0940-72-5895)がオープンして1カ月がたった。

自家製こし餡を使った「あんぱん」

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 「食は人をつくり育む」をモットーに、小麦粉は福岡県産を100%使い、できる限り無添加・自家製にこだわる。「あんぱん」に使う餡(あん)は小豆を炊く段階から手作りしている。荒めに炊き上げた北海道産小豆を、ざるとすりこ木を使って手作業で潰し、残った皮をフードプロセッサーにかけて、きび砂糖で甘さを加える。皮まで入った自家製のこし餡であんパンを作るパン店は珍しいという。「クリームぱん」のカスタードクリームも自家製で、宮若の地黄卵の黄身のみを使用。そのカスタードクリームに乳化剤・香料無添加のチョコレートを混ぜ合わせて「チョコこるね」のチョコクリームも作っている。

 店名は、店主・稲富大樹さんが飼っているチワワ「晴琉(はる)」の愛称「はるきち」から付けた。いずれは玄関で「はる店長」として客を出迎えることも計画している。「飼い主も犬もみんながハッピーになるものが作りたい」との思いから、犬が安心して食べられるパンも試作しているという。

 稲富さんは「『あんぱん』『メロンぱん』など、みんなになじみのあるパンばかりで、今やはりのインスタ映えするようなパンは作っていないが、安心して食べてもらえるように体にいいものにこだわって、おいしいパンを作っていきたい。近所の子どもたちがパン一つから気軽に買いに来られるような、地域に根付いた『昔ながらのパン屋』を目指したい」と抱負を語る。

 営業時間は10時~18時30分。火曜・水曜定休。

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