特別講演会と打ち上げ花火観賞会が2月22日、宗像市立赤間小学校(宗像市赤間1)で行われた。
コロナウイルスの影響により入学式を経験できなかった6年生が卒業を控え、学校生活の思い出として「入学式がなかったこと」を挙げる児童が多いことを知ったPTAが企画した。単なるプレゼントにとどめず、6年生自らが地域住民へ理解を求めるビデオレターを作成したり、当日の司会進行を担当したりすることで、自ら努力し動く大切さを学ぶ機会とした。
同校PTA会長の泉川尚進さんは「子どもたちの心の穴を埋めるような、違う思い出を作ってあげたかった」と話す。泉川さんが以前、同市成人式の講演会で感銘を受けたことから、福岡を拠点に活動するお笑いコンビ「パラシュート部隊」の斎藤優さんと矢野ぺぺさんに講師を依頼した。
「夢を叶(かな)えるために大事なこと」をテーマに同校体育館で行った講演会は、6年生を中心に在校生とその保護者、卒業生などが参加。パラシュート部隊の2人はコントを交えながら、下積み時代や移住の苦労をどう乗り越えたかを語った。斎藤さんは「心が動いた時に夢ができる。頑張った成果はすぐに出ないけれど、夢に向け努力してほしい」と話す。矢野さんは「『なりたい』ではなく『なる』と公言するといい」とアドバイスを送った。講演終盤では、来場した児童を対象にじゃんけんを行い、勝ち抜いた10人にサイン色紙を進呈した。
講演会終了後、来場者は校舎裏の広場に移動し、校庭から打ち上げられる花火を鑑賞した。参加した児童からは「一生忘れられない思い出ができた」や「すごくきれいで、みんなと見ることができてうれしかった」などの声が聞かれた。
内藤博愛校長は「6年生が保護者や地域の方に愛されていることが分かりうれしかった」と話す。泉川さんは「人生思い通りにならないことも多いが、夢をかなえる努力を忘れないでほしい」とエールを送る。