宗像経済新聞は2021年12月の創刊以来、宗像周辺の「まちの記録係」としてさまざまな人と出会い、地域のハッピーなニュースを届けてきました。その中で感じた宗像の魅力の一つは「人」。宗像には出身を問わず「シビックプライド」を持った人が多く「宗像が好き!宗像に貢献したい!」という市民の熱意が地域を支えています。
本特集では宗像で活躍する人を「むなびと」とし、「むなびと」が活動や事業を始めたきっかけ、活動・仕事に対する思い、これから宗像でかなえたい夢などについて紹介していきます。今回は2025年12月、全天候型こども広場「Mu-Mo(ムーモ)」内にオープンしたカフェ「トコトコ」店主の早井久美子さんに話を聞きました。
カフェ「トコトコ」店主の早井久美子さん
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カフェ「トコトコ」外観(工事中の様子)
看護師で7年、助産師で13年働いていたのですが、職場が遠くて通勤時間もかかってしまうことや、子どものそばにいてあげたいという思いが強くなり、退職しました。仕事は好きだったので、次に何をしようかと考えた時に、自分の子どもが赤ちゃんだったころ、子どもを連れておしゃれなカフェに行けなかったことを思い出し、子どもを連れていけるカフェを開業しようと思いつきました。
2024年、商工会から紹介されたビジネスコンテスト「第1回宗像ビジネスくりえいとカップ」に出場したところ優勝。ちょうど主催者が宗像ユリックスに「全天候型こども広場」という新しい施設をオープンする計画があったことから、縁あってここに出店することになりました。
ちゃぶ台を作る早井さん
完成したちゃぶ台
ちゃぶ台は福津市の工房で作りました。最初は購入しようと思っていましたが、偶然工房に連れてきてもらい、手作りで木工家具などが作れることを知りました。自分で作ったものがあった方が自分の店という感じがすると思い、テーブル作りの経験はありませんでしたが挑戦しました。
ご飯サンド「焼き肉」
オープン2週間ぐらい前までは、全然不安もなかったのですが、オープンが近づいてくるにつれ鬱々(うつうつ)としていました。段取りがうまくいかず、提供に時間がかかってしまったり、人手が足りなかったり、皆さんにたくさん助けてもらいました。準備をしても終わらないし、物を買っても足りないものばかり。開業ってこんなに大変だったんだと実感しました。
親子と会話する早井さん
Mu-Mo内でご飯を買ってくれたお客さまが後日テイクアウトで買いに来てくれたこともあり、最初に想定していた親子が少しずつ来てくれるようになって良かったです。親子が安心して過ごせる居場所として使ってもらえるとうれしいです。
病院や行政への相談はハードルが高いと感じる人もいると思うけれど、カフェならフラッと来て話せるきっかけになるかもしれない。赤ちゃんと2人きりで家にいると煮詰まることもある。そんな時に「トコトコでお茶しようかな」と思ってもらえるような選択肢の一つになれればと思っています。
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