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宗像・須恵の「十割蕎麦とわっぱ飯 至」が3周年 新潟の郷土料理、地酒提供

一の膳

一の膳

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 「十割蕎麦(そば)とわっぱ飯 至(いたる)」(宗像市須恵4)が10月22日で3周年を迎えた。

二の膳

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 店主の田川三枝さんが夫婦で経営する同店。夫は日本料理やすし店、ホテルなどで経験を積んだ料理人で「大切な人や世話になった人など感謝の気持ちを伝えたい人を接待できるような店を開きたい」と自宅の天井を抜いて梁(はり)を見せるなどDIYで改装し、出店した。店内には、日本各地の民芸品を飾り、テーブル席、いろりのある堀ごたつ席の個室2室を設ける。

 店名の「至」には「これまでの人生を経てここに至った」という思いを込める。料理は、三枝さんの夫が前職で新潟を訪れた際に、料理に合う地酒を造っている蔵人(くらびと)と出会った縁から「新潟の地酒に合う料理を提供する店にしたい」と新潟名物のタレカツや長岡市栃尾の油揚げ、郷土料理のわっぱ飯など新潟にちなんだ料理も提供する。米は南魚沼産の従来種コシヒカリを南部鉄器の鉄釜で炊き上げたものを使うほか、だしは2種類の昆布と5種類の節を使って4種類のだしを作り、料理によって使い分けるという。

 メニューは、先付けなどの「一の膳」、粗びき十割せいろそばの「二の膳」、わっぱ飯などの「三の膳」、甘味の「四の膳」で構成する「昼の宴」(3,850円)、「一の膳」から「六の膳」と箸休め、強い肴(しいざかな)の肉料理で構成する「夜の宴」(7,700円)のみ。新潟の地酒とのペアリングコースも用意する。

 田川さんは「オープン時は半年や年に一度の間隔でお客さまに来店いただけたらと思っていたが、今では料理を楽しみにしてくれている常連の方も多く、ありがたい。今後も、日々の疲れを癒やしていただけるようなサービスと料理を提供してきたい」と話す。

 営業時間は、昼の宴=11時~13時・12時30分~14時30分、夜の宴=18時~21時。完全予約制。各時間1組のみ。18歳未満は入店不可。

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