
ランニングをしながら防犯パトロールを行う「パトラン宗像」が10月10日、通算1000回目となる活動を行った。
「パトラン」は「パトロール」と「ランニング」を組み合わせた造語で、認定NPO法人「改革プロジェクト」(宗像市赤間)が始めた新しいスタイルの防犯活動。子どもや女性、高齢者が安心して暮らせる地域社会を目指し、2013(平成25)年に宗像で最初のチームが発足した。現在では全国45都道府県に活動が広がっている。
「パトラン宗像」は週1~2回の夜間定例パトランのほか、子どもの下校時間帯に合わせた見守りパトランも不定期で行う。活動中はすれ違う人とあいさつを交わし、街灯の球切れや不法投棄など、街の変化に気を配る。ランニングが難しい人はウオーキングや犬の散歩で参加することもでき、年齢や性別を問わず誰でも気軽に取り組めるのが特徴。
この日は26人が参加した。1000回目の活動を記念して、パン店「ベーカリーこのみ」(王丸)が製作した「パトランパン」を参加者に配布した。
パトラン宗像チーム代表の永井敦さんは「普段は4~7人ぐらいの参加だが、1000回の節目ということで久しぶりに参加してくれた人もいてうれしかった。次は2000回を目指したい。次の世代につないで、この活動がずっと続くようにしていきたい」と意気込む。