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一風堂と鷹羽屋が地元食材使ったラーメン開発 一日限り300杯販売

甘夏香る塩ラーメン

甘夏香る塩ラーメン

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 宗像大島の食材を使ったラーメン「甘夏香る塩ラーメン」が10月5日、「道の駅むなかた」(宗像市江口)芝生広場で販売される。

イベント中の店舗前(左から木村さん、?田さん、市場さん)

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 「甘夏香る塩ラーメン」は、冷凍食品の販売・食品製造・キッチンカーの移動販売を手がける「鷹羽屋」(深田)と、博多発祥のラーメン店「一風堂」を運営する「力の源カンパニー」(福岡市中央区)、地域特産品のブランド価値向上と地域課題解決に向けた取り組みを行う「ふくおかフィナンシャルグループ」(同)、宗像市がコラボ開発した。

 「甘夏香る塩ラーメン」は、「むなかた鶏」のガラから取った透き通ったスープに大島の塩と「マルヨシ醤油」(上八)の薄口しょうゆを加え、麺はもっちりとした食感の手もみちぢれ麺を使う。具材は、甘夏の風味を染みこませた鶏チャーシューとドライ甘夏をトッピングする。

 9月13日・14日は「一風堂 浜松町スタンド」(東京都港区)で、「むなかた鶏」や鐘崎産穴子などを使った特別なコース料理を提供する「お披露目会」イベントを開催し、90人が参加した。

 鷹羽屋社長の濵田伸樹さんは「お披露目会イベントは大変盛り上がり、参加されていたラーメン評論家の方やかんきつラーメン好きの人にも好評だった。甘夏のポテンシャルを実感できるこのラーメンを生産者の方にも食べてほしい」と自信を見せる。

 力の源カンパニーの木村剛さんは「ラーメン作り体験のワークショップやチャイルドキッチン、子ども食堂などこれまでの実績を昇華させる意味で、ラーメンを通じて地域課題の解決にも貢献したい。多くの地域でラーメンを通して『笑顔』『ありがとう』の輪が広がっていくことを願っている」と話す。

 橋渡し役となった福岡銀行地域共創部の溝上彰さんは「構想段階から商品開発をサポートしてきて、宗像の地域産品を使ったラーメン開発が結実した。今後は多くの方にご賞味いただくことを目指して、土産品開発のサポートも行う予定。これからも『一歩先を行く発想で、地域に真の豊かさ』を届けていきたい」と話す。

 宗像市産業政策課の市場志郎さんは「今回の取り組みで、本市のたくさんの食材を活用いただき、離島である大島や農業・水産業への関心を高めていただいた。食を通じて生産者・消費者双方の方々に喜んでもらい、持続的な地域の活性化を目指し『食のまち宗像』の取り組みを推進していきたい」と意気込む。

 当日は同所で開催する「キャンピングカーショー&アウトドアイベント」の一角に「一風堂」のラーメンキッチンカーを出店し、300杯を販売する。販売予定価格は1,000円。販売時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。

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