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宗像で学校教職員の研修会 むなかったん、エマ・ジャクソンさんが講演

トークセッションの様子

トークセッションの様子

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 宗像市立小・中・義務教育学校の全教職員と学園運営協議会委員を対象とした「全体研修会・教育講演会」が7月30日、宗像ユリックス(宗像市久原)で開催された。

むなかったんとエマ・ジャクソンさん

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 宗像市内の教育関係者が一堂に会し、宗像市の教育施策や取り組みを共有することを目的として毎年開いている同研修会。今年は「むなかた教育の未来」をテーマに、宗像市出身で宗像市観光大使を務めるお笑いコンビ「むなかったん」と、歌手のエマ・ジャクソンさんをゲストに迎え、トークライブや講演も行った。

 「むなかったん」は2020年にデビューし、2024年12月までは「とらんじっと」の名前で活動。博多華丸さんから命名を受け、現在のコンビ名に改名した。「次世代ローカルスター・福岡の元気印」のキャッチコピーで知られる。エマ・ジャクソンさんは歌手活動を続ける傍ら、「LGBTQ+」人権教育講師として県内外の教育現場や企業研修の場でジェンダー講演を精力的に行っている。

 当日は、エマ・ジャクソンさんが人権をテーマに講演。社会的に多様性が認められつつある一方で依然として生きづらさが残る現状に触れ、自身も小・中・高校時代に感じていた生きづらさを率直に語った。その上で「先生方に努めていただきたいのは『正解より理解』。この先生は分かってくれている、この先生なら安心してカミングアウトできる、そんな存在でいてほしい」と呼びかけた。「先生方からかけていただく一言が、子どもたちの人生の選択肢を広げることにつながる」とも。

 トークセッションでは「むなかったん」と共に、宗像市での学びや経験が現在の活動にどのように生きているかなど、教育現場に期待することについて話した。

 このほか宗像市教育委員会が「宗像市学校教育アクションプラン」の説明を行い、「誰もが楽しく学び、幸せや生きがいを感じ、活躍できるまち宗像」をテーマに、夢や志を持ち未来をつくる宗像の子どもたちの育成を目指す9つの施策を共有した。

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