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宗像の日本語学校で夏祭り 地元大学生・高校生招き国際交流も

流しそうめんを楽しむ参加者たち

流しそうめんを楽しむ参加者たち

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 「日本アジア国際教育センター(JAIEC)夏祭り」が7月31日、JAIEC留学生会館(宗像市田久1)で開かれた。

スイカの準備で盛り上がる学生たち

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 JAIECは2014(平成26)年10月に開校した日本語教育機関。アジアの未来を創る人材育成の場になることを目的に運営し、現在はネパールの留学生82人が日本の大学や大学院、専門学校への入学を目指し日本語を勉強している。

 4月に「サンリブくりえいと宗像」(くりえいと1)で開かれた「第1回むなかた国際のど自慢大会」では、JAIECの留学生も参加し会場を盛り上げた。留学生たちはこのほか、宗像国際環境会議参加、ビーチクリーン活動参加、竹林整備など、日々積極的に地域交流に取り組んでいる。

 この日は、日本赤十字九州国際看護大学の学生と防災訓練を行ったり、東海大学付属福岡高校では英語の授業に参加したりした縁から、両校の学生や教員を夏祭りに招き、「初めて体験した」(ネパール人学生)という流しそうめんを行ったほか、スイカを一緒に食べながら国際交流を楽しんだ。

 参加した女子学生の一人は「国際交流には積極的に参加している。防災訓練を行った後はSNSでつながったり、スーパーで偶然会ったりすることもあった。今日は久しぶりに会えてよかった」と話す。

 昨年10月から日本語を学び始めたという男子留学生は「最初は日本語が全然分からなかったが、今は会話ができるようになった。どこに進学するかは考え中だが、将来は自分の会社を持ちたい。宗像は故郷と似ていて自然が豊かで静かな所。食べ物もおいしい」と笑顔を見せる。

 JAIEC代表者の深町和美さんは「これまでも夏祭りを行ってきたが、今回初めて留学生会館で行い、近隣の学校に通う大学生や高校生を招いた。来年も地域の方に声をかけて行いたい」と話す。

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