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宗像で小中学生将棋大会 全国大会目指し対局

男女それぞれの部門で決勝対局を繰り広げた参加者たち

男女それぞれの部門で決勝対局を繰り広げた参加者たち

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 宗像ユリックス杯小中学生将棋大会が6月1日、宗像ユリックス会議室(宗像市久原)で開催された。

対局する児童

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 8月に宗像市で行われる「伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦第4局」関連イベントの同大会。同施設での将棋大会開催は10年ぶり。

 今大会、小学生部門は「全国小学生倉敷王将戦福岡県予選(低学年の部・高学年の部)」として、中学生部門は「全国中学生選抜将棋選手権大会福岡県予選(男子の部・女子の部)」として進行した。当日は小学生65人、中学生31人の計96人が参加し、張り詰めた空気の中真剣なまなざしで一手を打つ姿や、対局に敗れ涙する姿が見られた。

 小学生部門では、福岡市立那珂南小学校2年の山崎爽右さんと福岡市立西高宮小学校6年の矢野稜真さんが優勝。3歳から将棋を始めたという山崎さんは「初めて優勝してとてもうれしい」と笑顔を見せていた。母親は「優勝できてホッとした。全国大会までまだほかにも大会がある、頑張ってほしい」とエールを送る。

 中学生部門では、柳川市立柳南中学校2年の松藤暖人さんと宮若市立宮若西中学3年の河村芽衣さんが優勝した。松藤さんは「小学3年生の時、お父さんに誘われたのをきっかけに将棋を始めた。初優勝できてうれしい」と話す。父親は「一日一日を無駄にせず、真面目に取り組んできた成果が出た」と笑顔を見せる。

 会場では本戦と別に、予選敗退者による交流戦や自由対局も行われ、純粋に将棋を楽しむ子どもたちの姿が見られた。日本将棋連盟福岡県支部連合会の関口武史さんは「6~7時間続く当大会で、参加した子どもたちは私語も少なく、大したもの。好きなことを一生懸命できることはすごいこと」と振り返った。

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