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宗像・神湊港渡船ターミナルで「御船印」販売 島の小学生からデザイン募集

完成した御船印を手に持つ大島学園と地島小児童

完成した御船印を手に持つ大島学園と地島小児童

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 「御船印(ごせんいん)」の販売が3月28日、神湊港渡船ターミナル(宗像市神湊)で始まった。

神湊港渡船ターミナルで販売する御船印

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 神社仏閣巡りで集める「御朱印」の船バージョン「御船印」の発行は、船旅の利用促進を目的に2021年4月、日本旅客船協会の公認事業として始まったプロジェクト。全国各地の船会社など約140社が参加し、オリジナルデザインの御船印を発行している。宗像市でもコロナ禍前に比べると渡船利用者が減少していることから、大島・地島のアピールや来島者の増加を目指し、御船印の販売を決めた。

 同ターミナルで販売する「御船印」は、「フェリーおおしま」「旅客船しおかぜ」「旅客船ニューじのしま」の3種類。デザインは、大島学園(大島)と地島小学校(地島)の児童からアイデアを募集した。昨年11月、両校の児童を対象に行ったデザイン講座を経て、児童からは大島の甘夏や風車展望台、夢の小夜(さよ)島の風景、地島のツバキ、虹などをかたどったデザインの応募があり、離島航路専門家、デザイナー、島民、宗像市担当課で構成する「御船印デザイン選定委員会」が選んだ作品をデザイナーが組み合わせて完成させた。

 両校の児童からは、「皆で協力して作ったので、御船印が完成してうれしい。島の人口が増えてほしい」などの声が聞かれた。

 伊豆美沙子宗像市長は「島の子どもたちが島の魅力を伝えたいという気持ちを込めて作った。この機会に大島・地島に多くの人が来ていただけることを期待している。この取り組みが『御船印』の言葉が広がるきっかけになれば」と話す。

 御船印は神湊港渡船ターミナル1階の御船印専用自動販売機で販売する。価格は、1枚=400円、3枚セット=1,000円。

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