
プリント工房「エレガンツ」(宗像市徳重2)が3月10日、オープン5周年を迎えた。
宗像市でスポーツ用品店を経営する父親から店舗を譲り受けた百田直樹さんが店主を務める同店。チームウエアやクラスTシャツ、会社の宣伝ウエア・作業服のデザインから製作まで全ての工程を工場内で一貫して行う。
百田さんは「デザインのアドバイスも行っていて、デザインを考えている時は発想が湧いてきて眠れなくなることもある。製作は、細かい要望にも柔軟に対応できるので、衣料品のほかにも、横断幕、のぼり、タオル、帽子、バッグなどオリジナルグッズの作成、個人のウエアブランドをやってみたいという相談も受けている」と話す。
同店の加工は、生地や素材に版でインクを刷る「シルクスクリーンプリント」、熱圧着によって衣類や布製品にデザインを転写する「カッティングラバー転写」、デザインをフィルムに印刷して素材に転写する「転写プリント」など。衣類の他にもマグカップやスマートフォンケースなどの小物にもプリントできる。「刺しゅう」加工にも対応する。小ロットにも対応し、金額はTシャツ1枚2,000円~。同店2階では、Tシャツやグッズのプリント体験ができる。
百田さんは「赤間宿まつりにプリント体験のブースを出店したところ、お客さまに喜んでもらえた。これからも積極的に宗像で開催されているイベントに出店して、宗像の人をワクワクさせることができたら」と話す。「これから100年続く企業にしていきたい。『ワクワクをお客さまに届けたい』という同じ気持ちの仲間を増やして、地域貢献や新しいことにも挑戦していきたい。宗像を代表する企業になっていきたい」とも。
営業時間は9時~18時。土曜・日曜定休。