
「むなかた国際のど自慢大会」が4月12日、「サンリブくりえいと宗像」(宗像市くりえいと1)1階で初開催される。主催は宗像地域国際交流連絡協議会。
宗像に住む外国にルーツのある人と地域住民が互いの文化や背景を理解し、親睦を深めることを目的に企画した同イベント。宗像市によると、市内には日本語学校が2校あり、留学生、外国人技能実習生など合わせて1000人以上の外国人が住んでいるという。
むなかた応援大使のクレシーニ・アンさんは「宗像市には多くの外国人が住んでいるが、日本人と交流する場がほとんどない。共通の言語である音楽を通じて親近感を持ってほしい」と話す。
参加対象は、宗像市民または宗像市内の学校や会社などに通う人。歌う曲は、日本語を母語とする人は日本語以外の歌、日本語を母語としない人は日本語の歌。募集人数は、日本語枠8人、その他言語枠8人。当日の飛び込み参加も受け付ける。審査基準は発音の正確さや歌唱力ではなく、パフォーマンスや盛り上げ力。司会はKBC九州朝日放送アナウンサーの長岡大雅さんとクレシーニさん。審査員はフリーアナウンサーの山口玲香さんなど4人が務め、優勝者や入賞者には賞品を進呈する。
クレシーニさんは「母国語以外の言語を使って人前で歌うのは勇気のいることだが、自分自身もカラオケで日本語を覚えた。発音が完璧かどうかは観客には分からないので、音楽を楽しんでほしい。海外から宗像に来ている外国人には、一人一人の物語がある。日本が好きで頑張っている外国人の姿を見てもらえたら」と話す。
開催時間は14時~16時30分。参加無料。申し込み締め切りは3月28日17時。申し込みは専用フォームで受け付ける。