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宗像・土穴に間借りランチ店「志満屋」 夫婦で出店、自ら育てた野菜使う 

志満紀郎さん・由紀子さん夫婦

志満紀郎さん・由紀子さん夫婦

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 飲食店「志満屋」が3月7日、宗像・赤間駅前の複合店「ロゼット」(宗像市土穴3)1階で間借り営業を始めた。

季節のお野菜プレート

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 志満紀郎さん・由紀子さん夫婦が自ら育てた野菜を使った玄米菜食を提供する同店。メニューは、スープや玄米お焼き、おにぎり、野菜の煮物、漬物などから成る「季節のお野菜プレート」(1,300円)。その日によって食材は変わるという。そのほか、米粉、白玉粉、玄米粉などを使った団子「あいのちからもち」(200円)、青汁、玄米ジュースなどの単品メニューも用意。店頭では志満さんが育てた野菜も販売する。

 50歳まで公務員だったという紀郎さんは、5、6年前から体調を崩し、4年半前に退職。紀郎さんは「退職後出会った人に畑をしながら体を治すことを提案され、畑仕事を始めた。最初は草刈りをしていても15分ぐらいしか続かなかったが、続けていくうちに体調も戻り30代前半ぐらいに若返ったような気持ちになった」と振り返る。

 野良坊菜(のらぼうな)や紫カラシナなど珍しい野菜などを作り、マルシェや宗像、福津の飲食店などに卸売りする。同店2階の「私のぎゃらりぃ」で開催された展示会に野菜を出品したことをきっかけに店主の元岡充代さんと知り合い、出店を決めたという。同店1階のテーブルゲームとコーヒー店「ぽぽろん」や、その他の間借り店が営業していない日を活用して月に数日、営業する。

 「夫婦共健康がテーマ。野菜のおいしさを知ったので、優しい食事を提供して、世の中に還元していきたい」と紀郎さん。由紀子さんは「私自身も食事制限があり、提供するメニューは私たちが体治しの過程で普段作っている料理。私も周りの人たちも皆元気になってほしい。家族や友達とおいしい料理を食べて幸せを感じてもらえたら」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分。3月の今後の営業日は17日と27日。

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