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「福津めん鯛丼」が限定復活 「駅長対抗ご当地丼総選挙」優勝記念で

(左から)紺屋良治駅長、田畑直子さん

(左から)紺屋良治駅長、田畑直子さん

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 「漁師めし 来進(らいしん)」(福津市中央3)が12月3日、「2024駅長対抗ご当地丼総選挙」で優勝した「福津めん鯛(たい)丼」の提供を期間限定で始めた。

福津めん鯛丼定食

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 「駅長対抗ご当地総選挙」は駅周辺におけるにぎわいづくりや地域の魅力発信を目的に、JR九州が初めて開催したグルメイベントで、JR九州の駅長が薦める62種類の丼がエントリーした。11月24日、門司港駅前広場(北九州市門司区)で開かれた決選投票イベントには予選を勝ち抜いた13種類の丼が集結。来場者による投票の結果、総得票数5812票中642票を獲得したJR福間駅の「福津めん鯛丼」が優勝した。

 「福津めん鯛丼」(1,500円)はJR福間駅の紺屋良治駅長と、同駅みやじ口でたい茶漬けや弁当、総菜などを販売する「漁師めし 来進」店長の田畑直子さんがタッグを組み、同イベントに合わせ考案したメニュー。漁師兼同店店主の田畑さんの夫が船1隻で漁をする漁法「一双吾智網漁(いっそうごちあみりょう)」で取った朝〆のタイを特製だれに絡め、博多めんたいこ、卵黄をのせる。

 紺屋駅長は「最初はタイのフライや茶漬けなども検討したが、勝てる丼にするためには味はもちろん見た目のおいしさも大事だと思った。試食を繰り返し、最終的に『めん鯛丼』に決めた」と明かす。

 総選挙期間中は、地域の応援サポーターと共に紺屋駅長と田畑さんが投票を呼びかけるインスタライブを行ったり、来店客一人一人に田畑さんが声をかけたりするなどの「選挙活動」を展開。田畑さんは「優勝できたのは地道な活動の結果。スタッフや応援してくれる地域の皆さんに助けられた」と振り返る。

 田畑さんによると、同メニューは総選挙期間中にのみ提供する予定だったが、決選投票時に「売り切れてしまい食べられなかった」などの声があったことから優勝を記念し、急きょ復活を決めたという。

 12月3日は、営業開始直後から続々と客が来店。愛知県から出張の途中で立ち寄ったという男性グループは「全国ニュースで優勝を知って『福津めん鯛丼』を食べに来た。九州の魚は臭みがなくておいしい」と話していた。

 田畑さんは「福津は宮地嶽神社から望む光の道が有名だが、それ以外にも観光地がたくさんある。優勝をきっかけに福津を知り、もっと足を運んでもらえたら」と笑顔を見せる。

 紺屋駅長は「今年4月にJR福間駅長に就任したばかり。ここまで大きい規模で地域と連携して取り組んだイベントは初めてだった。福間駅も有名になったので駅員もプライドを持って仕事ができるのでは。駅を通じて福津に来てもらい、地域がにぎやかになることを期待したい」と話す。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時(日曜は11時~17時)。月曜定休。福津めん鯛丼の提供は12月30日まで。

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