「豊かな海を子どもたちへ」と題したSDGs関連イベントが12月8日、道の駅むなかた(宗像市江口)で初開催される。主催は宗像恐竜事務局。
参加者が「恐竜スーツ」を着て競技を行う「恐竜大運動会」などのイベントを宗像市で企画している同団体。今回は「海の環境保全」をテーマに、「恐竜ビーチクリーン」「SDGsトークショー」「SDGsマーケット」「恐竜ソーラン節」などを展開する。
同団体代表の枇杷和美さんは「2021年11月に、恐竜が国連で『絶滅を選ぶな』と演説したように、海洋汚染や温暖化などの影響は深刻で、今もなお年間4万種の生物が絶滅しているといわれており、豊かな自然環境を子どもたちへ残していくためにも、気候危機を止める行動が求められている。このイベントで楽しく真面目にSDGsについて考えてもらえたら」と話す。
「恐竜ビーチクリーン」では、子どもと大人が恐竜スーツを着て海岸清掃を行う。「SDGsトークショー」では、LIXIL取締役会室長で「むなかた応援大使」の佐竹葉子さんが「子どもたちに伝えたいSDGs」をテーマにトークショーを行う。会場では、同社が開発した廃プラと廃木材で作った「リサイクル可能な舗装材 レビアペイプ」の実物に触れられる体験コーナーを用意するほか、端材を加工してコースターを作るワークショップも行う。
「SDGsマーケット」では、飲食物や雑貨、工作ワークショップなど、28店が出店する予定。海洋プラスチックをアップサイクルした雑貨や、地元の漁師が実際に使っていた大漁旗をリメークした鈴箱作りワークショップなど、SDGsを意識した内容をそろえる。このほか、フラダンスの披露やシャボン玉ショー、子ども先着300人を対象に恐竜からプレゼント配布などを行う。「恐竜ソーラン節」では、これからも豊かな海であることを願って小中学生を中心に恐竜スーツを着てソーラン節を踊る。
枇杷さんは「SDGsと聞くと難しく感じる人もいるかもしれないが、子どもたちの未来に関わるとても大切なこと。家族そろって遊びに来て、SDGsを考えるきっかけにしてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~16時。入場無料。恐竜スーツの無料貸し出しは要事前予約。