高校生のごみ拾い大会「スポGOMI甲子園2024」福岡県大会で2連覇を果たした福岡県立宗像高校(宗像市東郷6)3年生チーム「KKTs」のメンバーが11月14日、伊豆美沙子宗像市長を表敬訪問した。
スポGOMI甲子園は、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として2019年に始まった「高校生ごみ拾い日本一」を決める大会。3人1組でチームを組み、制限時間60分の中で決められた競技エリア内のごみを拾い、ごみの質と量を競い合う。
福岡県大会は9月29日、宗像大島の宗像大社沖津宮遙拝(ようはい)所下の海岸で開催し、県内の高校生21チーム63人が参加した。KKTsが拾った重量は2位、3位のチームと比べて少なかったものの、ペットボトル・瓶・缶などポイントが高いごみを拾ったことで昨年に続き優勝。12月1日に東京で開催される全国大会に出場する。2大会連続の全国大会出場は、福岡県大会では初めて。
この日訪問したのはKKTsのメンバー、笠寛人さん、高太一さん、田原緑さん。3人は高校1年時のクラスメートで、「競技性に魅力を感じた」という笠さんの声がけにより、昨年、チームを結成したという。
3人は「海外からのごみも多かった。ごみを出さないことが大事だと改めて感じた。昨年の経験を生かし、さらに上の順位を目指して頑張りたい」(笠さん)、「事前に作戦を立てたことで他のチームと差をつけることができた。宗像高校からの参加者が増え、環境活動に貢献できたら」(高さん)、「日頃気を配っていないごみをきれいにしてくことが、環境美化や海洋生物の保護につながっていくと感じた。街なかのごみにも目が行くようになった」(田原さん)と、それぞれ振り返った。
伊豆市長は「海岸清掃の大切さをアピールする場になり、宗像の海が先人たちが伝えてきた美しい海になるような『地球を守る運動』につながっていくことを期待している。優勝を狙って活躍してほしい」と激励した。