「鐘崎魚まつり」「岬地区コミュニティ20周年記念イベント」が11月10日、鐘崎漁港周辺で開催される。
「高度衛生管理型荷さばき所」開設1周年と「岬地区コミュニティ・センター」創立20周年を記念して行う同イベント。当日は、通常関係者以外立ち入ることができない同施設を一般開放し、来場者先着200人に魚の土産付き「魚選別体験」企画(10時~)を行うほか、5年ぶりに復活する「魚のつかみ取り」(未就学児~小学生対象、13時~)、キッチンカーや漁師直売などの出店ブース、岬太鼓、エイサー演舞、じゃんけん大会などのステージイベントを展開する。
宗像漁協協同組合の石橋欣也さんは「これからの季節によく漁獲するサワラは『鐘崎サワラ』として現在ブランド化に取り組んでいる。特別なルールに則って魚を処理した漁師だけに認められるものなので、市場価値を高めていく可能性がある。イベントを通じて宗像市民に広く荷さばき所を知ってほしい」と話す。
岬地区コミュニティ運営協議会の吉田益美会長は「一年半かけて準備してきた。漁師文化の鐘崎は6町に分かれており、山笠など地域行事は当番制で回っている。鐘崎盆踊りは文化財にも指定されており、行事や集まりごとの締めは鐘崎音頭を踊るぐらい地域の人に愛され受け継がれてきた。地域と学校を結ぶことが大事だと思っているので、子どもたちとも一緒に楽しみながら地域の伝統文化をつなげていきたい。たくさんの人に鐘崎のことを知ってもらえたら」と期待を寄せる。
開催時間は9時~15時30分。