宗像市立城山中学校(宗像市陵厳寺1)で4月7日、約4年にわたる改築工事の完了を祝う「グラウンドオープンセレモニー」が行われた。
同校の改築事業は2022年7月に着工。2024年1月の校舎完成を経て、今年3月にグラウンド整備を含む全工程が完了した。新学期の始業式に合わせて行われた式典には、伊豆美沙子宗像市長や宗像市議会議員、地域代表者、同校生徒会役員、福岡教育大学、工事受注業者、住友林業が出席。テープカットを行い新たな学び舎の完成を祝った。
セレモニーでは、新正門付近桜の植樹「土入れの儀」も行った。植えられたのは、住友林業が同校に寄贈した「太閤千代枝垂れ桜(たいこうちよえだれざくら)」のクローン苗木。豊臣秀吉が「醍醐(だいご)の花見」でめでたことで知られる京都・醍醐寺の桜の血統を引く桜で、秀吉に仕えた軍師・黒田官兵衛ゆかりの地である宗像市との歴史的な縁から今回の寄贈が実現した。
同校の卒業生という伊豆宗像市長は「学校の敷地内という限られた環境の中、安全で円滑な施工に尽力いただいた施工者の方々に心から感謝する。開校式の際、暑い中で作業する方々に生徒たちが感謝のメッセージを寄せていたことに胸が熱くなった」と振り返った。古沢昭一校長は「この桜の成長を見ながら、生徒たちには自分自身の成長を感じてほしい。地域の方々にとっても、母校を思い出す象徴のような存在になれば」と話す。
生徒会長の奥野光さんは「新しい校舎を使う時は、誰よりも責任を持ってきれいに使い、みんなにも大切にしようと呼びかけていきたい」と意気込む。副生徒会長の重枝一歌さんは「しだれざくらとともに、私たちも成長していきたい。大人になったら、もう一度きれいに咲くこの桜を見に来たい」と笑顔を見せる。