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宗像で団塊世代向け介護予防セミナー 60代~80代27人が参加

勉強会の参加者

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 「団塊の世代のための介護予防勉強会」が8月5日、メイトム宗像多目的ホール(宗像市久原)で開催された。主催は宗像市高齢者支援課。

講師の光岡真理さん

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 宗像市によると、8月5日現在、宗像市は人口の高齢化率が2025年に30.8パーセントに達し、住民の3人に1人が65歳以上の高齢者だという。

 今年で7回目となる勉強会には60代~80代の27人が参加した。最高齢は84歳。講師を務めたNPO法人「介護予防で日本を元気にする会」理事長の光岡真理さんは「10年後の自分のためにどうしたら良いのか、科学的な根拠もふまえながら勉強していきましょう」をテーマに、住み慣れた地域で健康に長生きするための知識を、国内外の研究データや宗像市の現状を交えながら説明した。

 参加者たちは、メモをとったり大きくうなずいたりして意欲的に学ぶ姿勢が見られたほか、休憩中には会話を交わすなど交流を楽しむ様子も見られた。

 光岡さんは「他者とつながることは、命を守る力になる。自分のために、できることから社会参加してほしい」と来場者に呼びかけた。

 宗像市では、高齢者が住み慣れた地域で仲間と共に自分に合った介護予防ができることを目指し、介護予防サポーター養成講座を2019年から開講している。7期となる本年度は、スマートフォンの操作や介護予防に関する知識の勉強に加え、「通いの場」づくりのための知識・技術の取得に向け、企業と連携した体験活動にも取り組む。養成講座に7割以上出席した受講者に修了証を授与し、介護予防サポーターに認定する。認定者は、市長印のついた名札をつけ活動できるようになる。

 養成講座2期生の林和代さんと生見紀美子さんは「サポーター活動は楽しかったし、勉強にもなった。みんなで調べて写真を撮りに出掛けたり、お疲れさま会を開いたり、とにかく楽しい」と活動を笑顔で振り返る。

 宗像市役所高齢者支援課の内藤美希さんは「踏み出すことは難しいが、仲間を作ってほしいし、人とつながってほしい。自分の居場所を見つけてもらえたら」と養成講座参加を呼びかける。養成講座は8月19日開講。申し込み締め切りは8月18日まで。宗像市ホームページで受け付けている。

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