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福津に洋菓子店新店 「森の中にあるケーキ店」をイメージ

店主の中馬仁美さん

店主の中馬仁美さん

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 洋菓子店「Patisserie&Cafe LapinD’or(パティスリーアンドカフェ ラパンドール)」(福津市宮司2、TEL 0940-51-2663)が9月1日にオープンして1カ月がたつ。

要事前予約のホールケーキ「季節のショート」(写真提供=Patisserie&Cafe LapinD’or)

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 「パティシエになるのが夢だった」という店主の中馬仁美さんが店主を務める同店。中馬さんは家庭科専門高校で調理師の資格を取得後、レストランでウエディングケーキ製造などに携わってきた。その後、佐賀県の洋菓子店や洋菓子製造工場などで経験を積み、独立出店にこぎ着けた。

 店名の「ラパン」は「ウサギ」を意味するフランス語。中馬さんによると、夫妻で好きな動物でもあり、客との縁をつなぐ象徴という。「ドール」はフランス語で「金色」を意味する。「菓子でちょっとしたきらめきを与えられるようにという思いを込めた」と中馬さん。

 店内には、店のモチーフでもあるウサギや鳥などの小物を置くほか、照明に緑の植物を取り入れる。中馬さんは「自然を感じられる雰囲気で、森の中にあるケーキ店をイメージした」と話す。

 中馬さんのお薦めは、ピスタチオムースとミルクチョコ、紅茶の茶葉を使った「komorebi(こもれび)」。このほか、旬のシャインマスカットを使った円柱状のショートケーキ「季節のショート」、秋季限定のカシスとミルクチョコの2層のムース「ルジール」、「季節のタルト」(以上450円)、洋酒漬けしたチェリーをトッピングした「ガトーショコラ」(400円)などを用意する。事前予約で直径15センチ(3,200円~)から各種ホールケーキも販売する。

 「季節のショート」「季節のタルト」の果物、ガトーショコラのトッピング変更など事前相談で客の要望にも対応する。

 イートインスペースでは自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「マリンベルズ・コーヒーローストラボ」(宗像市自由ヶ丘1)の「オリジナルブレンドコーヒー」(アイス、ホット=400円)や「りんごジュース」(300円、子どもサイズ=100円、以上ケーキとセットで50円引き)などを用意する。

 テイクアウト用の焼き菓子として、ウサギのクッキーやチョコマドレーヌなども用意し、10月31日まではハロウィーン仕様のラッピングで「焼き菓子詰め合わせ」(378円)の販売も行う。

 中馬さんは「定番のケーキも良いが、見たことのない、食べたことのない商品にワクワクするし新しい発見がある。自分で新たな組み合わせを発見するのも楽しい。店のケーキを食べてワクワクしてほしいし、ホッとして日々の生活の中でちょっとした幸せを感じてほしい。人生のきらめきを感じてもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。水曜定休。

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