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「宗像市高度衛生管理型荷さばき所」供用開始 鮮魚の長距離輸出可能に

宗像漁業協同組合 代表理事組合長の桑村勝士さん

宗像漁業協同組合 代表理事組合長の桑村勝士さん

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 「宗像市高度衛生管理型荷さばき所」(宗像市鐘崎)の供用が4月1日、始まる。

荷さばき所外観

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 同施設は漁船で採れたばかりの鮮魚を陸揚げし選別、運送車への積み込み作業などを行う。高度衛生管理型の新設は福岡で2例目。漁と荷さばきに特化した施設は福岡で初となる。

 同施設では電解殺菌水、紫外線殺菌水、給水を使用するほか、トイレや通用口、トラック入庫時に使用する出入り口に消毒プールを設置するなど衛生管理を行う。施設内に3カ所あるシャーベットアイス製氷機はマイナス0.5度のシャーベット状の氷を製氷し、釣り上げた魚を凍らせずに適温で鮮度を保つ工夫を施す。

 宗像漁業協同組合代表理事組合長の桑村勝士さんは「これまでの荷さばき所では用地や係留施設の不足により、手狭な物揚場での陸揚げや荷さばきなどの作業を強いられていた。新施設は海外など長距離の輸出にも対応することが可能で、魚の需要が下がる中で宗像の安心・安全な魚をお届けして皆さんの期待に応えたい」と話す。

 施設内見学は事前申し込みを受け付ける。2階の研修室では普段は夜間作業のため見ることができない、まき網業の様子などを動画で視聴することができる。

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