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宗像ファームガーデン、夫婦で有機・無農薬の野菜を作り続けて10周年

イベントの様子(左が伊津玲奈さん、右が横山美希子さん)

イベントの様子(左が伊津玲奈さん、右が横山美希子さん)

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 除草剤・農薬を使わず有機肥料で野菜作りに取り組む「宗像ファームガーデン」(宗像市田野)が10周年を迎え、11月26日に畑前でイベントを開いた。

宗像ファームガーデンの野菜を使った弁当

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 伊津龍之介さん・玲奈さん夫婦が営む同園。繁忙期には手伝いを頼むものの、基本的には2人で作業するという。農作業は龍之介さんが主に担当し、玲奈さんは農作業を手伝いながら広報や営業を担当。栽培する野菜は多種多様で、「佐土原ナス」などの伝統野菜や、紅芯大根、紫娘などの珍しい品種も。今年から乾燥野菜の商品化も始めた。

 10年前に農業を始めたときから、無農薬栽培を続けてきた同園。きっかけについて玲奈さんは「長女が生まれ、夫が転職を考えていたタイミングで、趣味で野菜作りをしていた父から農業を勧められた。その父が無農薬栽培をしていたため、そもそも農薬を使うという発想がなかった」と話す。農業の知識も経験もほとんどない状態でスタートし、試行錯誤しながら野菜作りに取り組んできたという。

 イベントでは野菜の直売のほか、「vita marina(ヴィータ マリーナ)」(福津市西福間4)の横山美希子さんが同園の野菜を使った弁当や菓子などを作り販売。横山さんは「ファームガーデンはとても真面目に野菜と向き合っている。その野菜で料理を作ると柔らかな雰囲気に仕上がる」と同園の野菜の魅力を話す。

 今後について、玲奈さんは「無農薬栽培に関心を持ち、食を大切にする人が増えてきたように感じる。お客さんから教わることも多い。今後もお客さんとのコミュニケーションを大切に、自分たちの健康も大切にして、元気に野菜作りが続けられたら」と話す。

 野菜は道の駅むなかた(江口)やほたるの里(須恵1)に出品するほか、山田製麺こなみ(久原)やベッカライ・アロ(福津市日蒔野5)などの飲食店で委託販売も行う。畑前での野菜セットの販売は不定期。詳しくはインスタグラムで知らせる。

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