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福津「津屋崎千軒なごみ」にフラワーウオール 新たな映えスポットに

市長と学生ら 手には市特産トルコギキョウとユーカリの生花

市長と学生ら 手には市特産トルコギキョウとユーカリの生花

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 福津の「津屋崎千軒なごみ」(福津市津屋崎3)で9月29日、九州産業大学より福津市へフラワーウオールの贈呈式が行われ、原崎智仁福津市長、千相哲同大副学長、学生らが出席した。

贈呈式の様子

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 同大地域共創学部観光学科の学生は2020年より、福津市と連携して「福津市の観光活性化」を目的に3カ年計画で共同研究に取り組んできた。1年目は宮地嶽神社門前町のオリジナル店舗カードを制作、2年目は店舗カードを生かしたイベントを行う予定だったが、コロナ禍で中止した。

 3年目となる今回は、同学科の学生11人とスチューデントアシスタント2人で「イベントではなく、市が盛り上がる何かを」と半年間課題に取り組んできた。学生らは、津屋崎の観光拠点である「津屋崎千軒なごみ」を訪れ、同施設に「観光客が足を止める目玉となるものが欲しい」と考え、市の特産品であるトルコギキョウ、ダリア、ユーカリなどの造花を使ったフラワーウオール設置を発案。企画を元に地元企業が制作したという。

 この日初めて、完成したフラワーウオールを目にした同大生の石岡由希菜さんは「想像以上にきれいなフラワーウオールができて驚いている。観光拠点である津屋崎千軒なごみが映えスポットとして、いろいろな世代の方に来ていただき、知っていただければ」と話す。

 原崎市長は「今なお不安な日々が続き気持ちも沈むなか、訪れた方々の心に花を咲かせ、津屋崎のまちには彩りを添えるすてきなスポットが誕生して大変うれしい。津屋崎地区の新たな名物になれば」と期待を寄せる。

 同施設の中村涼佳さんは「学生のアイデアで、この津屋崎千軒なごみに新たなインスタ映えスポットができてうれしい。福津市ならではのフラワーウオールなので、ぜひ立ち寄っていただき、お子さま連れや若い方など多くの方に写真を撮って楽しんでいただければ」と話す。

 同作品は、津屋崎千軒なごみの営業時間内、正面入り口で見られる。風が強い日や雨天は施設内に設置。施設内で撮影を楽しめる。営業時間は9時~17時。第2・4火曜定休。

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